3月のライオン 13巻感想

挑戦の第13巻

※ネタバレあり。ご注意ください。

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最初に一言だけ

 一言だけいいですか

島田八段かっけぇぇぇぇぇぇ！！！！！

その一言に尽きる

癒しと哀しみの聖母あかりさんを巡る、林田先生と島田八段の恋模様が動き始めました

林田先生視点から描かれるあかりさんと島田八段

切ない・・・

自分が気になっている人が他の人と冷やかされるのを見るのとか辛すぎますね

苦しくて切なくて、気を張っていないと泣いてしまいそうな

でも大人だから空気読んで笑って

そりゃ胸も痛むってもんです

それにしても林田先生視点の島田さん、普段の3割り増しでかっこいいんですよね

憧れのヒーローだからかな

「ま、次は先生のおごりって事で」って言う島田八段が本当にかっこよくて心を撃ち抜かれました

かっこつけないのがかっこいい、そんな大人になりたいものです

でも苦しい、切ないで終わらせないのが良かった

行動力は最大の武器になる

善良なる小市民、林田先生に幸あれ

そして13巻で最も熱かった二階堂VS宗谷名人

やっぱり皆、宗谷名人には憧れの気持ちを抱いてるんですね

宗谷名人と対局できるかも、となった時の

－夢って叶うかもしんない時って

こんな　いきなり目の前にくるのか？

という台詞が印象的

そして興奮と戸惑いで熱に浮かされたような二階堂の表情にこちらまでドキドキ

つられて桐山君もドキドキ

自分がコミットするべきことに本気で打ち込んでいる人って魅力的だなぁ

対局は痺れる展開でしたね

将棋って一対一で勝負をするんだけど、二人で作り上げるものでもあるんだなと

自分がどれだけ強くても、肉薄する相手がいなきゃ面白くないしきっとそれ以上強くなるのも難しいだろうし

ちはやふるの詩暢ちゃんみたいにひとりで研鑽を積むにも限界がありますからね

他にも

・山男ガクト先輩の無尽蔵の体力(萌える)

・おじいちゃんの自己責任論(身につまされる)

・エスパー田中氏の最高の笑顔(最高かよ)

・いい辻井さんと悪い辻井さん(九段は伊達じゃないんすね)

・スミスの復活の呪文(優しい)

・見学ツアーみたいな人生(・・・)

・香子の独白(泣ける)

などなど笑って泣けるポイント満載です

香子は人の痛みを知って大人になったんだね

最初の頃のギザギザハートな香子さんも嫌いじゃないですけど

脇役達のエピソードが濃すぎて主人公の桐山君の影が薄い

いじめとかサイコ父とか、そういうのがなくても十分すぎるほどドラマチックだよ

読み応えありすぎた

大満足です！

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