【書評】『お金のプロに聞いてみた!どうしたら定年前に3000万円貯まりますか?』 お金の不安をなくしたい
最近、お金の勉強をしています。
水無月は旦那さんと二人暮らしです。家計管理は一応私の役割ということになっていますが実際のところそんな厳密には管理できておらず。
共働きで特にお金がかかる趣味があるわけでもないので今のところ生活に困ることはありませんが、貯金もなかなか増えないしこのままじゃ将来が不安・・・。
そこで『お金のプロに聞いてみた!どうしたら定年までに3000万円貯まりますか?』という本を読みました。
タイトルを見た瞬間、正直「3000万とか無理だろ・・・。」と思ってしまいましたが、読んでみたら参考になる情報がいろいろ提示されていました。
特に「お金の定理」についてはとても分かりやすくて納得感がありました。お金を安全に増やすための3つのシンプルなルールが書かれていて、この3つの定理に基づいて資産運用していけば大丈夫だよ、というもの。当たり前だけど目先の利益に囚われると忘れてしまいがちなルールです。私は忘れないように手帳にメモしました。
この本の良いところは老後資金3000万円を無理なく貯めるためにやるべきことが具体的に示されているところです。
構成としては
第1章で金利の話と分散投資の話を通じて金融機関の儲けのからくりを学び、
第2章で投資信託などの金融商品の成り立ちと手数料について学び、
第3章で実際に老後資産3000万円を貯めるためにやるべきこと(お金が貯まるしくみ)について具体的に学びます。
そして最後の第4章で運用のためのタネ銭を作る方法が示されて終わり。
1章2章で基本的な考え方や注意すべきことを学んで3章が実践編って感じかな。4章はおまけ的な内容だと感じたけど、保険の見直しを検討してる人は参考になるかも。
3章に「必ずやるべき投資」「やっても良い投資・貯蓄」「やってはイケない投資」の一覧表が載ってるんですがこれがとても分かりやすい。そして私はやってはイケない投資の半分以上を経験済みでした。個別銘柄の株式投資とかFXとか、若い頃はリスクの高い投資が好きだったので・・・。
ある程度の年齢になると攻めと守りのバランスが難しくなりますね。
我が家では「必ずやるべき投資」の中からまず確定拠出年金を始めることにします。節税効果が高いという話は聞いたことがあったんですが、証券会社選びと運用商品選びが難しくて結局始められていませんでした。でもこの本を読んで「こんなにメリットがあるんだったら、めんどくさがらずに今すぐやろう!」という気持ちになったので早速証券会社の口座開設申込を行いました。
何となく抱えていた不安が解消されて前向き動き動き始めることができたので読んでよかったです。
お金のプロに聞いてみた! どうしたら定年までに3000万円貯まりますか?
- 作者: 坂下仁,宮大元
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2016/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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